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雲
雲
雲
Sundance Film Festival 2021 サンダンス映画祭 ワールド・シネマ・ドラマ部門 正式出品 審査員ドラマ大賞ノミネート
その雲に触れたら10秒で死ぬ
ピンク・クラウド pink cloud
2023年1月27日(金)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
幻想か、もう一つの現実か。人間の心が暴かれる、〈ピンク色〉のディストピア。 幻想か、もう一つの現実か。人間の心が暴かれる、〈ピンク色〉のディストピア。
DVD 2023年8月2日(水) 発売決定! DVD 2023年8月2日(水) 発売決定!
Filmarks 1月公開映画期待度ランキング第1位

    監督・脚本:イウリ・ジェルバーゼ
    出演:ヘナタ・ジ・レリス、エドゥアルド・メンドンサ、カヤ・ホドリゲス、ジルレイ・ブラジウ・パエス、ヘレナ・ベケル
    2020年/ブラジル/ポルトガル語/103分/シネスコ/5.1ch/カラー/英題:THE PINK CLOUD/原題:A NUVEM ROSA/字幕翻訳:橋本裕充
    配給・宣伝:サンリスフィルム
    ©️2020 Prana Filmes
    
    監督・脚本:イウリ・ジェルバーゼ
    出演:ヘナタ・ジ・レリス、エドゥアルド・メンドンサ、カヤ・ホドリゲス、ジルレイ・ブラジウ・パエス、ヘレナ・ベケル
    2020年/ブラジル/ポルトガル語/103分/シネスコ/5.1ch/カラー/英題:THE PINK CLOUD/原題:A NUVEM ROSA/字幕翻訳:橋本裕充
    配給・宣伝:サンリスフィルム
    ©️2020 Prana Filmes

News

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Trailer

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      現代の寓話
      —Indiewire 

      ロックダウン体験を描いた
      フィクションの決定版
      —Variety 

      この幻想的な作品は
      パンデミックの現実を
      不気味に映し出している
      —Los Angeles Times

      秀逸
      —The Atlantic magazine 

      本質を突き、
      静かに観客を揺さぶる、
      強烈な想像力の世界
      —Screen International 

      コロナ禍で
      慣れ親しんだ心理状態を
      分析したこの作品に
      観客はたしかなカタルシスを
      得るだろう
      —Vox 

      ユニークで破滅的に身近な
      新しいスリラー
      —Seattle International Film Festival / Hebe Tabachnik 

      2020年に起こった
      多くの出来事を
      消化する手立てを教えてくれた、まさに必要としていた映画
      —THE VERGE / Julia Alexander

introduction

世界が驚嘆!
          パンデミック以前に構想された
          衝撃のロックダウン・スリラー
          ブラジルの新鋭が
          鮮烈な想像力で描き出す
          もう一つの結末(リアル)。 世界が驚嘆!
          パンデミック以前に構想された
          衝撃のロックダウン・スリラー
          ブラジルの新鋭が
          鮮烈な想像力で描き出す
          もう一つの結末(リアル)。

2021年のサンダンス映画祭でイウリ・ジェルバーゼ監督のデビュー長編は予期せぬかたちで脚光を浴びた。2017年に脚本が書かれ、2019年に撮影された本作は、当初SFとして構想されていたにもかかわらず、 世界的なパンデミックで一変した現実と重なった。

外には一歩も出られず、部屋の中でしか生きられない“ピンク色”のディストピア。そこでジェルバーゼ監督が目指したのは、ルイス・ブニュエル『皆殺しの天使』やサルトル『出口なし』のように、制限された状況下における生存競争ではなく人間の感情を描くことだった。慣れ親しんだ日常を剥奪され、望まぬ非日常が日常になりかわろうとするとき、人間は何を求めて何を選択するのか。雲はかたちを変えながら、まるで鏡のように見つめる者の心を照らしかえす。

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            突如現れた
            謎のピンクの雲によって
            部屋の中に
            閉じ込められた人々

            楽観、倦怠、絶望。
            一歩も外に出られないまま、
            やがて世界は
            少しずつ狂っていく―

Story

一夜の関係を共にしていたジョヴァナとヤーゴをけたたましい警報が襲う。突如として世界中に発生した正体不明のピンクの雲——それは10秒間で人を死に至らしめる毒性の雲だった。

緊急事態下、外出制限で街は無人となり、家から一歩も出られなくなった人々の生活は一変する。友人の家から帰れなくなった妹、看護師と閉じ込められた年老いた父、自宅に一人きりの親友……オンラインで連絡をとりあううち、いつ終わるともしれない監禁生活のなかで、彼らの状況が少しずつ悪い方へ傾き始めていることを知るジョヴァナ。そして、見知らぬ他人であったジョヴァナとヤーゴも現実的な役割を果たすことを迫られる。

父親になることを望むヤーゴに反対していたジョヴァナだったが、やがて男の子・リノを出産する。ロックダウン以前の生活を知らないリノは、家の中だけの狭い世界で何不自由なく暮らしており、父となったヤーゴも前向きに新しい生活に適応している。しかし、ピンクの雲が日常の景色となるにつれ、ジョヴァナの中で生じた歪みは次第に大きくなっていくのだった……。

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Cast & Staff

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ジョヴァナ役
Renata de Lélis
ヘナタ・ジ・レリス

俳優、バレリーナ、映画監督。ブラジルで演技を、リスボンでダンスを学ぶ。2005年に俳優としてのキャリアをスタート。これまで5度の最優秀女優賞に輝いてきた。「Coletivo Habitantes」の創設メンバーであり、「Coletivo Criação Kamikaze」のリーダーを務める。短編映画『Nau (原題)』(製作準備中)と『Teratoma (原題)』(映画祭に出品)では脚本と監督を手がけ、主演も務めている。ダンスのビデオクリップ『Apatia(原題)』では作曲家Rita Zartと組み共同監督と出演を務めた。映画俳優としての最近の出演作にジャイミ・モンジャルディン監督『O Avental Rosa (原題)』(2019年)、ジウソン・ヴァルガス監督『Colmeia』(2020年)などがある。

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ヤーゴ役
Eduardo Mendonça
エドゥアルド・メンドンサ

エドゥアルド・メンドンサは俳優、脚本家、ラジオのブロードキャスター。長編映画の出演作はカルロス・ジェルバーゼ監督『Menos Que Nada (原題)』、ゼカ・ブリト監督『Legalidade (原題)』、マルシオ・シェナルディ監督『Os Bravos Nunca Se Calam (原題)』。イウリ・ジェルバーゼ監督の短編『Folha em Branco (原題)』でHistórias Curtas RBS TVの2011年最優秀助演男優賞を受賞。舞台にも出演しており、2010年に舞台『Milkshakespeare (原題)』でAçorianos賞(助演男優部門)を受賞した。テレビシリーズ『Fora de Quadro (原題)』とNetflixのシリーズ『Necropolis (原題)』では主要キャストを務めている。

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監督
Iuli Gerbase
イウリ・ジェルバーゼ

映画と文芸創作を学び20歳で映画製作を開始。印象に残るダイアローグと内的葛藤を描こうと取り組んできた。これまでに6本の短編の脚本、監督を手がけ、トロント国際映画祭やハバナ映画祭などの映画祭に出品。シュルレアリスムとSFのタッチで描いた『ピンク・クラウド』が自身初の長編映画。現在、2本目の長編となるSF作品や、テレビシリーズを準備中。

Filmograhy
  • 2021 ピンク・クラウド
  • 2019 The Stone (短編)
  • 2018 Dia das Nações (短編)
  • 2013 Pierre e a Mochila (短編)
  • 2013 Férias (短編)
  • 2012 Só Isso (短編)

製作
パトリシア・バルビエリ

撮影
ブルーノ・ポリドーロ

美術
ベルナルド・ゾルテア

編集
ヴィセンチ・モレノ

視覚効果
DOT

ポストプロダクション・スーパーバイザー
ダニエウ・ドージ、グスタヴォ・ズコウスキー

音響
キコ・フェハス、クリスティアン・ヴァイス

音楽
カイオ・アモン

Comment

※順不同・敬称略

アタシたちは何が起きるか予測もできない狂った世界で生きている。外を歩くだけで傷ついたり事故にあったり、死んでしまう可能性すらあるこの謎に満ち溢れた世界において「ピンク色の雲に触ったら10秒で死ぬ」というあっけなさは、死への甘い欲望を引き出す。終始ピンク色の膜にうっすら覆われているかのような画面を見つめていると、雲が部屋の中にも充満しているように見えてきて息苦しい。登場する女たちに降りかかる出来事を見ていると、狭い世界に男とぎゅうと閉じ込められた時に苦しむのはやはり女なのだろうかと考えさせられてしまう。抵抗のすべを見つけよう。死んでるのか生きているのかわからなくなった時、アタシたちは雲への欲望を止めることができないだろう。

石原 海
映画監督 ・アーティスト

ラヴィアンローズ。ピンクの暮らし。人恋しくないわたしには、それは理想郷のようにも見えて、現実のごとく息苦しい。

円城塔
作家

限られた空間に閉じこめられ、濃すぎる関係に窒息していく金魚鉢の金魚たち。それはまったく、鏡に映った今の私たちそのものだ。

岸本佐知子
翻訳家

コロナでロックダウンの生活が始まった当初、あまりに海外が恋しくてVRヘッドセットを購入したのを思い出した。そして、それでは恋しさが解消されなかったことも。

スプツニ子!
アーティスト
東京藝術大学デザイン科准教授

外に出たら10秒で死ぬ状況で、妊娠出産に前向きでいられる女などいない。しかし男は違うようだ。ねえ、命がけだってわかってる?そう突っ込みたくなることは、こんな極限状態じゃなくてもあちこちの夫婦の間で起きている。一瞬の、しかし深刻なズレを男性はどうか見逃さないで。

瀧波ユカリ
漫画家

余儀なくされた環境の変化に、人間はそれぞれどう向き合うのか。未知の脅威、ロックダウンという奇しくも現代と重なる舞台で、根源的で、かつある種の哲学的、心理学的なテーマを扱っているように思いました。動物的であることと、人間的であることの微妙な差異。適応できる者、できない者。今生きている現実が時折重なり、とても切ない映画でした。

波多野裕文
音楽家・People In The Box

この作品の脚本が2017年に書かれたと知り、とてもとても驚きました。色々な登場人物たちの気持ちを深く想像しながら観る意味のある作品だと思います。

星野概念
精神科医 など

Theater

地域 劇場名 TEL 前売 公開日
北海道 011-221-3802 上映終了
宮城 022-299-5555 上映終了
石川 076-220-5007 上映終了
福島 0246-22-3394 上映終了
栃木 050-3196-9000 上映終了
栃木 028-633-4445 上映終了
群馬 027-325-1744 上映終了
東京 03-3352-5645 上映終了
東京 03-5468-5551 上映終了
東京 042-512-5162 上映終了
東京 10/15(日), 19(木), 22(日)
埼玉 049-223-0733 上映終了
埼玉 048-299-3450 上映終了
千葉 050-6865-3401 上映終了
神奈川 045-264-4572 上映終了
神奈川 046-240-0600 上映終了
新潟 0570-783-401 上映終了
富山 076-422-0821 上映終了
長野 0268-22-0269 上映終了
岐阜 058-380-7077 上映終了
静岡 054-250-0283 上映終了
愛知 052-264-8580 上映終了
愛知 0570-783-668 上映終了
愛知 0566-23-0624 上映終了
大阪 06-6440-5930 上映終了
大阪 050-6864-7093 上映終了
大阪 06-6582-1416 上映終了
兵庫 078-334-2126 上映終了
兵庫 06-6429-3581 上映終了
奈良 0570-000-206 上映終了
京都 075-600-7890 上映終了
京都 0773-60-5566 8/2(水)
和歌山 073-456-5055 上映終了
岡山 086-231-0019 上映終了
広島 082-962-7772 上映終了
徳島 088-678-9113 上映終了
香川 087-861-3366 上映終了
福岡 092-751-4268 上映終了
佐賀 0952-27-5116 上映終了
熊本 050-6861-7645 上映終了
大分 097-536-4512 上映終了
宮崎 0985-28-1162 上映終了
鹿児島 099-216-8833 上映終了