Line up 作品情報

Shirley シャーリイ

監督

ジョセフィン・デッカー

製作総指揮

マーティン・スコセッシ

原作

スーザン・スカーフ・メレル(『Shirley』未邦訳)

脚本

サラ・ガビンズ

出演

エリザベス・モス、マイケル・スタールバーグ、ローガン・ラーマン、オデッサ・ヤング

撮影

シュトゥルラ・ブラント・グロヴレン

受賞歴

2020年 サンダンス映画祭 審査員特別賞受賞&審査員大賞 ノミネート
2020年 ベルリン国際映画祭 エンカウンターズ部門&テディ賞 ノミネート

ソフト情報

配信先

ウェブサイト

イントロダクション

エリザベス・モス 怪演!
スティーヴン・キングに影響を与えた作家シャーリイ・ジャクスンの伝記を映画化!
現実と虚構が溶けていく幻惑の心理サスペンス

世界各国の映画祭で高く評価された『Madeline’s Madeline(原題)』(2018)やA24とApple TV+が共同制作した『空はどこにでも』(2022)などで知られ、いま最も注目を集めている奇才ジョセフィン・デッカー。彼女の長編4作目である本作は、スティーヴン・キングにも影響を与えたと言われるゴシック小説の名手シャーリイ・ジャクスンの伝記小説に現代的で斬新な解釈を加えた、想像力とダイナミズムに満ちた心理サスペンス。シャーリイが書いてきた文章の考古学から生まれた作品であり、彼女の小説だけでなく彼女の配偶者で文芸評論家でもあるスタンリーとの数百通の手紙をもとに制作。作家自身のキャラクターを描きながら、まるでジャクスンの小説世界に迷い込んだかのような幻惑的な映像を作り上げた。
 
『透明人間』『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』などで知られるエリザベス・モスが主演をつとめ、『シェイプ・オブ・ウォーター』『君の名前で僕を呼んで』などに出演、名バイブレーヤーとしても評価の高いマイケル・スタールバーグ、オデッサ・ヤング(『グッバイ!リチャード』)、ローガン・ラーマン(『ウォールフラワー』『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』)ら、一流キャストが集結!2020年にはサンダンス映画祭に見事返り咲き、USドラマ部門審査員特別賞を受賞。また、彼女の初長編『Butter on the Latch』(2013)に惚れ込んだという巨匠マーティン・スコセッシがエグゼクティブ・プロデューサーとして名前を連ねている。

ストーリー

1948年、『ニューヨーカー』誌上に発表した短編「くじ」が一大センセーションを巻き起こした後、新しい長編小説に取り組んでいたシャーリイ(エリザベス・モス)だったが、なかなかスランプから抜け出せずにいた。小説の題材になったのは、ベニントン大学に通う18歳の少女・ポーラが突如として消息を絶った未解決の失踪事件。同じくベニントン大学教授である夫のスタンリー・ハイマン(マイケル・スタールバーグ)は、引きこもって寝てばかりいるシャーリイの機嫌をとって執筆へ向かわせようとするもうまくいかない。そんな二人のもとへ一組の夫妻が居候としてやってくる。文学部でハイマンの補佐として職を得たフレッド(ローガン・ラーマン)は、妻のローズ(オデッサ・ヤング)と共にバーモント州の学園都市へ移住を計画していた。新居が見つかるまでの間、無料で部屋と食事を提供する代わりに家事や妻の世話をしてほしい——スタンリーに半ば強引に言いくるめられた夫妻は、何も知らずにシャーリイとスタンリーと共同生活を送ることに。当初は他人が家に上がり込むことを毛嫌いしていたシャーリイだったが、ひどい扱いを受けても懲りずに自分の世話を焼くローズを通じて、次第に執筆のインスピレーションを得るようになる。一方、ローズはシャーリイの魔女的なカリスマ性に魅入られ、いつしか二人の間には奇妙な絆が芽生えていく。しかし、この風変わりな家に深入りしてしまった若々しい夫妻は、やがて自分たちの愛の限界を試されることになり……。

2019年|アメリカ|英語|107分|アメリカン・ビスタ|原題:Shirley|字幕翻訳:橋本裕充
配給・宣伝:サンリスフィルム

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