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2022.05.10
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2021.11.17
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2021.11.05
フランス北部、エーヌ県に住む少女・サシャ。出生時、彼女に割り当てられた性別は“男性”だったが、2歳を過ぎた頃から自分は女の子であると訴えてきた。しかし、学校へスカートを穿いて通うことは認められず、バレエ教室では男の子の衣装を着せられる。男子からは「女っぽい」と言われ、女子からは「男のくせに」と疎外され、社会はサシャを他の子どもと同じように扱わない……。
トランスジェンダーのアイデンティティは、肉体が成長する思春期ではなく幼少期で自覚されることについて取材を始めた監督は、サシャの母親カリーヌに出会った。長年、彼女は自分たちを救ってくれる人を探し続けて疲弊していたが、ある小児精神科医との出会いによって、それまでの不安や罪悪感から解き放たれる。そして、他の同じ年代の子どもと同様にサシャが送るべき幸せな子供時代を過ごせるよう、彼女の個性を受け入れさせるために学校や周囲へ働きかける。まだ幼く自分の身を守る術を持たないサシャに対するカリーヌと家族の献身、言葉少なに訴えるサシャ本人の真っ直ぐな瞳と強い意志が観る者の心を震わせる。
※ 作中では「身体は男性」という表現が出てきますが、身体こそ「自然」で、本質的とする考えからトランスジェンダーの人々への「身体的男性/女性」や「生物学的性別」などの表現が、差別や偏見を助長する文脈でも使われることがあるため、ご注意いただければ幸いです。
フィクションからドキュメンタリーへと移行しながら、一貫して社会の周縁で生きる人々に光を当ててきたセバスチャン・リフシッツ監督は、カンヌ、ベルリンをはじめとした世界中の映画祭で高く評価されている。本作『リトル・ガール』も2020年ベルリン国際映画祭で上映後、様々な映画賞を獲得し続けている。また、劇場の封鎖されたフランスでは、同年12月にTV局ARTEにて放送。視聴者数1,375,000人、その年のドキュメンタリーとしては最高視聴率(5.7%)を獲得。オンラインでは28万回以上の再生数を記録し、大きな反響を呼んだ。
Director
セバスチャン・リフシッツ
Sébastien Lifshitz
1968年パリ生まれ。美術史を学び、1990年から現代美術の世界で働き始める。2000年、初の長編『PRESQUE RIEN(原題)』は批評家に絶賛され世界で公開された。初のドキュメンタリー『LA TRAVERSÉE(原題)』はカンヌ国際映画祭(2001年、監督週間)でプレミア上映。長編フィクション『WILD SIDE(原題)』はベルリン国際映画祭(2004年、パノラマ部門/テディ賞)で上映。『LES INVISIBLES(原題)』(2012年カンヌ国際映画祭正式出品)、『BAMBI(原題)』(2013年ベルリン国際映画祭パノラマ部門)、『LES VIES DE THÉRÈSE(原題)』(2016年カンヌ国際映画祭監督週間)、『思春期 彼女たちの選択』(2019年ロカルノ国際映画祭/セザール賞)を作った後、新作ドキュメンタリー『リトル・ガール』で再びベルリン国際映画祭へ。
Filmography
2020 | リトル・ガール |
2019 | AVENUE DE LAMBALLE |
2019 | 思春期 彼女たちの選択 |
2016 | LES VIES DE THÉRÈSE (THE LIVES OF THÉRÈSE) |
2013 | BAMBI |
2012 | LES INVISIBLES (THE INVISIBLES) |
2009 | 南へ行けば |
2008 | JOUR ET NUIT |
2006 | LES TEMOINS |
2004 | WILD SIDE |
2001 | LA TRAVERSÉE (THE CROSSING) |
2000 | 夏の終わり (COME UNDONE) |
1999 | LES TERRES FROIDES (COLD LANDS) |
1998 | LES CORPS OUVERTS (OPEN BODIES) |
1995 | CLAIRE DENIS LA VAGABONDE |
1994 | IL FAUT QUE JE L’AIME |
地域 | 劇場名 | TEL | 前売 | 公開日 |
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北海道 | シアターキノ | 011-231-9355 | ● | 上映終了 |
北海道 | シネマトーラス | 0144-37-8182 | 上映終了 | |
青森 | シネマディクト | 017-722-2068 | 上映終了 | |
岩手 | 盛岡ルミエール | 019-625-7117 | 上映終了 | |
秋田 | アウトクロップ・シネマ | 080-3710-3184 | 上映終了 | |
宮城 | チネ・ラヴィータ | 022-299-5555 | 上映終了 | |
山形 | フォーラム山形 | 023-632-3220 | 上映終了 | |
茨城 | あまや座 | 029-212-7531 | 上映終了 | |
新潟 | イオンシネマ 新潟西 | 025-230-8787 | 上映終了 | |
石川 | シネモンド | 076-220-5007 | 上映終了 | |
栃木 | 小山シネマロブレ | 050-3196-9000 | ● | 上映終了 |
栃木 | 宇都宮ヒカリ座 | 028-633-4445 | 上映終了 | |
群馬 | シネマテークたかさき | 027-325-1744 | 上映終了 | |
東京 | 新宿武蔵野館 | 03-3354-5670 | ● | 上映終了 |
東京 | ヒューマントラストシネマ渋谷 | 03-5468-5551 | ● | 上映終了 |
東京 | イオンシネマ 多摩センター | 042-355-8700 | 上映終了 | |
東京 | 目黒シネマ | 03-3491-2557 | 上映終了 | |
神奈川 | シネコヤ | 0466-33-5393 | 上映終了 | |
神奈川 | シネマジャック&ベティ | 045-243-9800 | ● | 上映終了 |
神奈川 | あつぎのえいがかんkiki | 046-240-0600 | 上映終了 | |
埼玉 | 川越スカラ座 | 049-223-0733 | 上映終了 | |
埼玉 | MOVIXさいたま | 050-6865-4351 | 上映終了 | |
埼玉 | MOVIX三郷 | 050-6861-4255 | 上映終了 | |
長野 | 長野相生座・ロキシー | 026-232-3016 | 上映終了 | |
長野 | 上田映劇 | 0268-22-0269 | 上映終了 | |
静岡 | 静岡シネ・ギャラリー | 054-250-0283 | 上映終了 | |
静岡 | シネマイーラ | 053-489-5539 | 上映終了 | |
富山 | ほとり座 | 076-422-0821 | 上映終了 | |
富山 | ダフレンズ | 0766-24-9229 | 上映終了 | |
愛知 | 伏見ミリオン座 | 052-212-2437 | ● | 上映終了 |
愛知 | 刈谷日劇 | 0566-23-0624 | 上映終了 | |
三重 | 伊勢進富座 | 0596-28-2875 | 上映終了 | |
大阪 | シネ・リーブル梅田 | 06-6440-5930 | ● | 上映終了 |
大阪 | イオンシネマ シアタス心斎橋 | 06-4256-3156 | 上映終了 | |
大阪 | シネ・ヌーヴォ | 06-6582-1416 | 上映終了 | |
京都 | 京都シネマ | 075-353-4723 | ● | 上映終了 |
京都 | 出町座 | 075-203-9862 | ● | 上映終了 |
兵庫 | 豊岡劇場 | 0796-34-6256 | 上映終了 | |
兵庫 | シネ・リーブル神戸 | 078-334-2126 | ● | 上映終了 |
兵庫 | 塚口サンサン劇場 | 06-6429-3581 | 上映終了 | |
岡山 | シネマ・クレール | 086-231-0019 | ● | 上映終了 |
福岡 | KBCシネマ | 092-751-4268 | 上映終了 | |
高知 | ゴトゴトシネマ | 上映終了 | ||
広島 | イオンシネマ 広島西風新都 | 082-941-7070 | 上映終了 | |
山口 | 山口情報芸術センター | 083-901-2222 | 上映終了 | |
佐賀 | シアター・シエマ | 0952-27-5116 | 上映終了 | |
佐賀 | THEATER ENYA | 0955-53-8064 | 上映終了 | |
熊本 | Denkikan | 096-352-2121 | 上映終了 | |
大分 | シネマ5 | 097-536-4512 | 上映終了 | |
大分 | 別府ブルーバード劇場 | 0977-21-1192 | 上映終了 | |
宮崎 | 宮崎キネマ館 | 0985-28-1162 | 上映終了 | |
鹿児島 | ガーデンズシネマ | 099-222-8746 | 上映終了 | |
沖縄 | 桜坂劇場ホール | 098-860-9555 | 上映終了 |